さくらインターネット、NetEnrich社とMSP事業に関する業務提携契約を締結
〜マネジメントサービスプロバイダ事業への本格進出〜

国内最大級のバックボーンネットワークを有しインターネットデータセンター事業を運営するさくらインターネット株式会社（本社：大阪市中央区、代表取締役社長：田中 邦裕）は、ITインフラ遠隔監視管理サービス事業者でインドにオフショアの拠点を持つ米国NetEnrich, Inc.（本社：カリフォルニア州サンノゼ、代表取締役 兼 最高経営責任者：ラジュ・チェクリ）の日本法人であるNetEnrich株式会社（ネットエンリッチ）（日本支社：東京都港区、代表取締役：後藤 聖治）との間で、マネジメントサービスプロバイダ事業に関する業務提携契約を締結いたしましたのでお知らせいたします。

当社は、東京・大阪の6データセンターにおいて、専用・共用ホスティングおよびハウジングサービスを提供しております。NetEnrich, Inc.は双日株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長 加瀬 豊）の関係会社であり、同じく関係会社である当社が、双日グループ内のシナジー効果を生かして業務提携した初のケースです。本契約により、ホスティングサービス、ハウジングサービスに次ぐ、データセンターサービスの新たな柱として、マネジメントサービスプロバイダ事業へ本格進出いたします。

IT専門調査会社IDC Japanによると2008年の国内通信事業者のソリューション／マネージドサービスの市場は、前年比17.1%増の8,155億円に達し（※1）、今後も需要が拡大するものと予測しています。景気後退により企業のIT投資を抑制する傾向はあるものの、システムの運用／監視や保守サービスは、ITシステム環境の高度化／複雑化に伴い、引き続き堅調に推移すると考えられます。

当社はホスティングおよびハウジング事業で培ってきた経験と、NetEnrich社が提供する次世代NOC（ネットワーク・オペレーション・センター）などのインフラや、豊富な運用実績を持つ高度なマネジメントサービスにより、データセンター設備、国内最大級のバックボーンネットワークなどのインフラから、サーバ構築やシステム運用・保守および管理まで、24時間365日ノンストップでコストパフォーマンスの高いマネジメントサービスを提供し、中堅・中小企業のITアウトソーシング需要を取り込んでまいります。

※1 出典：IDC Japan, 2009年3月「国内通信事業者のソリューション／マネージドサービス市場 2008年の分析と2009年～2013年の予測」（J9010102）

＊＊＊

NetEnrich株式会社について

NetEnrich株式会社は、米国NetEnrich, Inc.（本社：カリフォルニア州サンノゼ、代表取締役 兼 最高経営責任者：ラジュ・チェクリ）の100%子会社です。NetEnrich（ネットエンリッチ）はITILやSAS70に準拠したプロセス、独自のテクノロジー、そしてオフショアのエンジニアを含む人材をコアコンピタンスとし、SLA（サービス・レベル・アグリーメント）ベースのセキュアなフルマネージド・サービスを提供しています。

尚、本契約締結に伴い、米国NetEnrich, Inc. ラジュ・チェクリ様よりエンドースコメントを頂戴しております。

＜NetEnrich, Inc. 代表取締役 兼 最高経営責任者 ラジュ・チェクリ氏＞
NetEnrich（ネットエンリッチ）は米国において、急成長しているIT インフラストラクチャ管理サービスを立ち上げ成功しております。今回さくらインターネット様との協業により、我々の経験や独自技術を日本市場に提供できることを非常に嬉しく思います。我々は共に、中堅・中小企業やベンチャー企業におけるリモートIT サービスに対する需要、期待が大きいと感じておりました。従来は大企業にしか提供されなかったサービスを、さくらインターネット様とパッケージ化した価格で中堅・中小企業に提供する予定です。このサービスにより、顧客は内部リソースをコアのビジネスに集中させることができ、より速い成長とより大きな利益を達成することができるようになります。強固なパートナーシップを通じ、市場のニーズにこたえる新たなサービスを今後も提供していきます。

NetEnrich, Inc.
代表取締役 兼 最高経営責任者
Raju Chekuri

以上