さくらインターネット、石狩データセンターで『CEDEC AWARDS』ネットワーク部門優秀賞を受賞
〜世界最高水準のエネルギー効率を実現する省電力への取り組み、外気冷房とHVDC給電システムを評価〜

国内最大級のバックボーンネットワークを有しインターネットデータセンター事業を運営するさくらインターネット株式会社（本社：大阪市中央区、代表取締役社長：田中 邦裕）は、一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会（CESA）が主催する『コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス 2011』（CEDEC 2011）のイベントとして開催される『CEDEC AWARDS』のネットワーク部門において、世界最高水準のエネルギー効率を達成する石狩データセンターでの省電力への取り組みを評価いただき、優秀賞を受賞し、最優秀賞へとノミネートされましたことを発表いたします。

　受賞対象となった石狩データセンターでは、北海道の低温外気を活用した外気冷房システムとともに、画期的な電力効率をほこるHVDC※給電システムを採用することにより、世界最高水準のエネルギー効率を達成します。電力問題が国家レベルの課題となっている昨今、データセンター事業者、データセンター利用者の双方にとって、省電力に対する取り組みはより重要なものとなっており、石狩データセンターにおける先進技術へのチャレンジを「CEDEC AWARDS 2011ノミネーション委員会」において評価いただきました。

※High Voltage Direct Currentの略で高電圧の直流での給電方式を意味する。

CEDEC2011について

CEDEC AWARDSは、2008年に初めて開催され、本年で4回目。本賞は、ゲームソフト等のタイトルそのものでなく、コンピュータエンターテインメント開発の進歩へ顕著な功績のあった技術にフォーカスし、技術面から開発者の功績を称え表彰することで、開発者全体の士気高揚を図ると同時に、開発技術の普及・啓蒙とコンピュータエンターテインメント産業全体の発展を目指しています。

さくらインターネット 石狩データセンターについて

石狩データセンターは、クラウドコンピューティングに特化した国内最大級の郊外型データセンターです。東京ドームの約1.1倍という広大な敷地を活かしたスケールメリットと、北海道の低温外気を活用した外気冷房システム、画期的な電力効率をほこるHVDC給電システムにより、日本のITコストを世界標準にする圧倒的な低コストを実現します。

参考資料＞■外気冷房システムについて

石狩データセンターは、クラウドコンピューティングに特化した国内最大級の郊外型データセンターです。東京ドームの約1.1倍という広大な敷地を活かしたスケールメリットと、北海道の低温外気を活用した外気冷房システム、画期的な電力効率をほこるHVDC給電システムにより、日本のITコストを世界標準にする圧倒的な低コストを実現します。

HVDC 給電システムについて

HVDC方式は、一般的なデータセンターで採用されている直流～交流変換を繰り返すAC方式と比較して電力の損失が非常に少なく、エネルギー効率に優れた給電システムです。合計3回のAC/DC変換が必要となるAC方式に対して、HVDC方式では変換が1回のみであるため、総合的な電力効率は90%以上となり、画期的なエネルギー効率を実現します。

以上