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さくらインターネット、フューチャーシンキング&デザインコンセプト・アワードを受賞
〜世界最高水準のエネルギー効率を実現する省電力への取り組み、外気冷房とHVDC給電システムを評価〜

国内最大級のバックボーンネットワークを有し、インターネットデータセンター事業を運営するさくらインターネット株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:田中 邦裕)は、2011年10月17日に開催された第2回Datacenter Dynamics東京カンファレンスにおいて、「フューチャーシンキング&デザインコンセプト・アワード(主催:日本データセンター協会)」を受賞いたしました。

受賞対象となった石狩データセンターでは、北海道の低温外気を活用した外気冷房システム、画期的な電力効率をほこるHVDC※給電システムの採用により、世界最高水準のエネルギー効率を達成します。本アワードでは、こうした先進技術による省電力への取り組みを評価いただきました。

当社は、今回の受賞を糧に今後も先進的かつ革新的な技術探求を継続し、価値あるデータセンターサービスの実現とインターネットの発展に貢献したいと考えております。

※High Voltage Direct Currentの略で高電圧の直流での給電方式を意味する。

フューチャーシンキング&デザインコンセプト・アワード(主催:日本データセンター協会)

Datacenter Dynamicsについて

データセンターの設計、構築、管理に関する有益な情報の獲得およびネットワーク作りの場として、ロンドン、ニューヨーク、フランクフルト、サンフランシスコ、アムステルダム、ダラス、香港、シンガポールなど世界中の主要都市で毎年開催されるデータセンターに特化した国際会議。
Datacenter Dynamics Tokyo

フューチャーシンキング&デザインコンセプト・アワードについて

次世代に貢献するデータセンターソリューションのアイデアや考え方を評価する国際的な賞。日本国内での開催は今回が初。
フューチャーシンキング&デザインコンセプト・アワード

さくらインターネット 石狩データセンターについて

石狩データセンター

クラウドコンピューティングに最適化した国内最大級の郊外型データセンター。東京ドームの約1.1倍という広大な敷地を活かしたスケールメリットと、北海道の低温外気を活用した外気冷房システム、画期的な電力効率をほこるHVDC給電システムにより、世界最高レベルのエネルギー効率と低コストを実現。

施設名 さくらインターネット 石狩データセンター
建設地 北海道石狩市
敷地面積 51,448㎡
建物構造 地上2階建・鉄骨造
建築面積 7,091㎡(2棟)
延床面積 11,392㎡(2棟)最大8棟まで増築可能
ラック数 500ラック(1棟)最大4,000ラックまで増設可能
供給電力 標準8kVA/ラック(最大15kVA/ラック)
設計施工 大成建設株式会社
竣工時期 2011年秋を予定
公式サイト http://ishikari.sakura.ad.jp/

参考資料>■外気冷房システムについて

北海道の冷涼な気候を活用した外気冷房により、ほぼ通年でサーバルームの冷却が可能。低温の外気とサーバからの排熱を混合し、最適な温湿度の冷却風をサーバルームに供給することにより、空調にかかる消費電力を大幅に削減。

石狩データセンター断面図(イメージ)

HVDC 給電システムについて

一般的なデータセンターで採用されている直流~交流変換を繰り返すAC方式と比較して電力の損失が非常に少なく、エネルギー効率に優れた給電システム。従来のAC方式では合計3回のAC/DC変換が必要となるのに対して、HVDC方式では変換が1回のみであるため、総合的な電力効率は90%以上となり、画期的なエネルギー効率を実現する。

HVDC 給電システムについて

以上

■さくらインターネット株式会社
本 社:大阪市中央区南本町1丁目8番14号
設 立:1999年8月17日
従業員:172名
資本金:8億9530万円
売上高:85億8438万円(平成23年3月期)

■この報道資料の問い合わせ先:
さくらインターネット株式会社 広報宣伝室
TEL:03-5332-7072 FAX:03-5332-7080 問い合わせフォーム:https://sakura.f-form.com/sakurapr