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さくらインターネット、サーバやネットワークを自在に構築できるパブリッククラウド「さくらのクラウド」を11月15日より提供開始
〜2011年11月開所の石狩データセンターでの第一弾サービスとして登場〜

国内最大級のバックボーンネットワークを有しインターネットデータセンター事業を運営するさくらインターネット株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:田中 邦裕)は、サーバやネットワークを自在に構築できるパブリッククラウド「さくらのクラウド」を、2011年11月15日15:00より提供開始いたします。

「さくらのクラウド」は、「高性能なサーバ」と「拡張性の高いネットワーク」をインターネット上で構築できるIaaS型※パブリッククラウドです。あたかもサーバが手元にあり、ネットワークを自分で配線するような直感的な操作が可能なコントロールパネルを装備し、圧倒的なコストパフォーマンスで提供いたします。

コンセプトは、“開発者志向のシンプルクラウド”。「さくらのVPS」で培った仮想化技術に関する技術的蓄積と運用ノウハウを背景に、すべてを一から作り上げました。「何の変哲もないクラウドを圧倒的なコストパフォーマンスで提供する」ことを目標として、高性能なサーバと拡張性の高いネットワーク、そして低価格であることをクラウドが備えるべき価値と位置づけ、そこに従量課金のない明朗会計型の料金体系と、シンプルかつダイレクトに操作できるコントロールパネルをプラスしました。無理に付加価値をつけようとせず、クラウドが持つ本質的な価値だけをシンプルに実現した、インフラエンジニアのためのクラウド。それが「さくらのクラウド」です。

2011年11月15日。国内最大クラスの大規模データセンターである石狩データセンターの開所と同時に、第一弾サービスとなる「さくらのクラウド」がいよいよスタートです。

※IaaSとは、Infrastructure as a Serviceの略で、CPU、メモリ、ストレージなどのコンピュータシステムを稼働させるための基盤(インフラ)をインターネット上で提供するサービスのこと。

「さくらのクラウド」サービスロゴ

さくらのクラウド

「さくらのクラウド」Webサイトhttps://cloud.sakura.ad.jp/

※ 現在は予告版のティザーサイトを公開しております。正式サイトの公開は11/15を予定しています。

「さくらのクラウド」サービス内容詳細>■価格は他社の半額以下、圧倒的コストパフォーマンスのサーバラインアップ

仮想1コア・メモリ2GBのプラン1から、仮想12コア・メモリ128GBのモンスタースペックのプラン13まで、高性能かつ低価格なサーバラインアップを実現しました。価格は他社の半額から数分の一レベルと、圧倒的なコストパフォーマンスでご提供します。サーバ台数を増やすスケールアウトだけでなく、サーバスペックを増やすスケールアップにも対応しており、サーバのパフォーマンス不足をプラン変更だけで解決できます。インターネット回線の料金はサーバに含まれ、一切のトラフィック課金(従量課金)はありません。

・サーバプラン一覧

サーバプラン一覧

※ インターネット回線(100Mbps)の料金はかかりません。サーバに割り当てられるグローバルIPアドレス(IPv4)は固定です(IPv6への対応は現在検討中です)。

ルータやスイッチを設置して専用ネットワークが組める、拡張性の高いネットワーク

標準提供されるインターネット回線は、他の利用者とネットワークセグメントを共有する形となりますが、ルータを設置して追加IPアドレスをご利用いただくことにより、グローバル側のネットワークを専用セグメントとすることが可能です。また、ローカル側にもスイッチを複数設置することができるため、より安全で柔軟なネットワーク構成を実現できます。

・ネットワークプラン一覧

ネットワークプラン一覧

※ ルータ+スイッチと追加IPアドレスに関しては、サービス提供開始後の11月末にリリース予定です。

※ 標準提供されるインターネット回線を切断し、ローカルのみの接続とすることも可能です。

パブリックテンプレートとインストールISOイメージによる、豊富なOS選択肢

パブリックテンプレート(OSインストール済みディスクイメージ)を使ってサーバを作成すると、わざわざOSをインストールすることなく、サーバに適した設定とアップデートがなされたサーバをすぐに起動できます。インストールISOイメージ(DVD-ROMイメージ)を利用してOSインストールをおこなえば、ディスクパーティションなどを自由に設定してサーバを作ることが可能です。

・パブリックテンプレート/インストールISOイメージ一覧

パブリックテンプレート/インストールISOイメージ一覧

※ パブリックテンプレート利用時のディスク容量は、20GBで固定となります。

標準20GBから拡張できるディスクと、スナップショット作成などができるストレージ

サーバに標準で搭載されるディスクは20GBですが、サーバ作成時に指定の容量に変更することができます。また、ディスクを新規作成し、追加ディスクとしてご利用中のサーバに取り付けることも可能です。ディスクのスナップショット(ディスクイメージのバックアップ)を作成すれば、いつでもそのスナップショットにディスクの内容を書き戻すことができます。スナップショットからはプライベートテンプレート(お客様専用のテンプレート)を作ることもでき、それを利用して新規にサーバを作成すれば、稼働中のサーバの複製を簡単に作ることが可能です。

・ストレージプラン一覧

ストレージプラン一覧

※ プライベートテンプレートの料金は、一度そのテンプレートからサーバを作成するとテンプレート分の料金は無料となります(作成したサーバのディスク料金は別途かかります)。

※ 標準ディスク(20GB)から容量変更をおこなった場合には、20GBの価格との差額がかかります。

※ 当初はブロックストレージのみの提供となります。容量が拡張可能なクラウドストレージの提供は、現在検討中です。

月額料金を基本として日割での精算も可能、従量課金のない明朗会計型の料金体系

料金体系は、月額料金を基本として日割料金(月額の約二十分の一)での精算もでき、月単位で利用する場合はより安く、そして短期利用の場合にも無駄がありません。ソーシャルゲームやWebサービスなどの長期利用はもちろん、期間限定のキャンペーン用途などにも最適な料金体系です。また、トラフィック課金などの従量課金が一切ないため、事前に料金を計算することができ、計画的なサービス利用が可能です。

直感的に使えるコントロールパネルと、様々な操作を可能とするAPIの提供

あたかもサーバが手元にあるように使えるリモートスクリーンや、スイッチとケーブルを自分で配線するようにネットワークを組めるネットワーク機能など、直感的な操作が可能なコントロールパネルをご提供します。また、コントロールパネルを利用することなく、お客様側のプログラムからダイレクトに様々な操作が可能となるAPIを提供する予定です。

※ APIなどの技術情報については、後日「http://developer.sakura.ad.jp」にて公開予定です。

・リモートスクリーン画面

リモートスクリーン画面

・マップビュー画面

マップビュー画面

・可能な操作一覧

可能な操作一覧

今後のロードマップと、世界標準のITコストの実現に向けて

正式サービス提供開始後も、サービス内容をどんどんアップデートしていくことを計画しています。パブリックテンプレートの拡充やISOイメージのアップロード機能の追加、ロードバランサーなどのアプライアンスの提供、IPアドレスの逆引き対応など、「さくらのクラウド」は日々進化していきます。今後のロードマップにぜひご期待ください。

当社は、「さくらのクラウド」を皮切りとして、石狩データセンターのスケールとコスト競争力でしか成しえないデータセンターサービスを実現していきます。日本のITコストを世界標準にまで引き下げるために、今後も続々と新サービスをリリースしていく予定です。

参考>・構成例1

スイッチを使ってサーバ間通信をセキュアに。汎用的に使える基本構成。

構成例1

構成例2

ルータ+スイッチで専用ネットワークを実現。プロユースのハイスペックな構成。

構成例2

以上

■さくらインターネット株式会社
本 社:大阪市中央区南本町1丁目8番14号
設 立:1999年8月17日
従業員:178名(平成23年10月末現在)
資本金:8億9,530万円
売上高:85億8,438万円(平成23年3月期)

■この報道資料の問い合わせ先:
さくらインターネット株式会社 広報宣伝室
TEL:03-5332-7072 FAX:03-5332-7080 問い合わせフォーム:https://sakura.f-form.com/sakurapr