さくらインターネット、「高火力コンピューティング」の新モデルと時間課金の導入を発表
〜NVIDIA社最新GPU Tesla P100、P40を採用し、2017年3月末までに時間課金を導入〜

さくらインターネット株式会社（本社：大阪市中央区、代表取締役社長：田中 邦裕）は、大量の計算資源を圧倒的なコストパフォーマンスで利用できる「高火力コンピューティング」について、1時間267円からの時間課金の導入を含めた今後のサービス開発ロードマップを発表いたします。また、本日2016年9月30日より「さくらの専用サーバ 高火力シリーズ」を提供開始いたしました。

現在、IoT、ビッグデータ、ロボット、人工知能などの分野で技術革新が急速に進展しており、計算資源に対する需要がかつてないほどの高まりを見せています。当社は、これらの技術が求める大量の計算資源を提供する一連のサービスを「高火力コンピューティング」と位置づけ、国内でも有数のキャパシティとトップクラスのエネルギー効率を誇る石狩データセンターを基盤にサービス開発を進めてまいりました。

本日より提供開始した「さくらの専用サーバ 高火力シリーズ」は、高性能な物理サーバーをクラウドのような手軽さで利用できる「さくらの専用サーバ」の基盤を活用し、計算資源用に最適化したサービスです。8月31日より募集を開始した無償トライアルでは、当初の想定を超える反響をいただき、大量・高性能な計算資源に対する需要の大きさを実感いたしました。

そこで、多様な用途に対応するためのラインアップ拡充の第一弾として、2016年12月までにTesla M40を搭載した既存の「Teslaモデル」をリニューアルし、NVIDIA社最新GPUを搭載したモデルも提供開始いたします。
　同時に、大きな計算資源を必要とする分野が徐々に身近なものになりつつある今、小規模かつ短期間のクラウド的利用形態が一般化していることを受け、2017年3月末までに1時間単位で使える時間課金を導入します。

最新GPU搭載！「Tesla P100モデル」「Tesla P40モデル」を12月末までに提供開始

2016年中に、既存の「Teslaモデル（Tesla M40）」をリニューアルし、NVIDIA社最新GPUを搭載した「Tesla P100モデル」と「Tesla P40モデル」を提供開始いたします。主に倍精度浮動小数点演算が必要となる用途に向けた「Tesla P100モデル」に加え、深層学習をメインターゲットとした「Tesla P40モデル」をご用意いたします。

「Quad GPUモデル」が1時間267円から使える！手軽に試せる時間課金を導入

現行の「Quad GPUモデル」の価格は1時間あたり267円を予定しており、1ヶ月（730時間）のご利用で194,910円という、圧倒的なコストパフォーマンスを実現します。時間課金でのお支払いは、月額料金形式への契約変更も可能とする予定です。まずは時間課金ではじめて、使い勝手や性能を見極めてから本格導入したいといったニーズにお応えします。

時間課金の導入や新モデル提供以外にも、多様なワークロードに対応するためのラインアップの拡充や、より高速なインターコネクトの提供など、様々なサービスアップデートを計画しています。「高火力コンピューティング」の今後の展開にぜひご注目ください。

新モデル時間料金・仕様

新モデル追加＆時間課金導入！2017年3月までのサービス開発ロードマップ

サービスロゴ

高火力コンピューティング サービスサイト

　https://www.sakura.ad.jp/koukaryoku/

さくらの専用サーバとは？

物理サーバーの性能と、スケールアップ（メモリやストレージの追加など）やスケールアウト（サーバーの増設）が可能なクラウドのような使い勝手とをあわせ持つ専用サーバーサービスです。お申し込みから最速10分で利用できるオンデマンド性と、OSインストールやサーバー再起動をコントロールパネルから簡単に操作できるセルフサービス性を実現しています。

さくらの専用サーバ サービスサイト

　http://server.sakura.ad.jp/

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