インターネットインフラサービスを提供するさくらインターネット株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:田中 邦裕)は、大量の計算資源を圧倒的なコストパフォーマンスで利用できる「高火力コンピューティング」の1つである「さくらの専用サーバ 高火力シリーズ」を、2017年4月17日より時間課金で提供開始します。
ディープラーニング用途に適した計算リソースとして、GPUサーバー(NVIDIA社製GPU搭載)のQuad GPU Maxwellモデルを1時間267円から従量課金で利用できます。さらに、よりコストパフォーマンスの高いモデルとしてQuad GPU Pascalモデル、また精度やメモリ帯域幅および信頼性に優れた上位モデルとしてTesla P40モデルとTesla P100モデルを提供します。
これにより、機械学習に取り組む学生や研究者、学術・研究機関、スタートアップ、企業など形態や規模を問わず、GPUサーバーを用いたさまざまな計算用途に利用しやすいサービスとなりました。
このたびの時間課金の開始は、本格的なディープラーニングをはじめ、多様な挑戦への門戸を広く開き、後押しするものです。さくらインターネットは、今後も「高火力コンピューティング」の取り組みを通じてお客さまのイノベーションを支援してまいります。
※ テラフロップス(TFLOPS):コンピュータの処理能力の単位で、Tera Floating-point Operations Per Secondの略。Teraは1兆(10の12乗)であり、毎秒1兆回の浮動小数点演算ができることを表します。
※ 仕様詳細は以下サービスサイトをご覧ください。
https://www.sakura.ad.jp/koukaryoku/
「高火力コンピューティング」の事例紹介(五十音順)
株式会社白組
同社では、並列で進行する映画・CM・展示映像など、4K解像度60フレーム毎秒の高品質な映像制作プロジェクトを円滑に進めるため、高火力コンピューティングが支えています。
・参考:http://shirogumi.com/(企業ウェブサイト)
ChainerMNプロジェクト
昨年、Preferred Networks社が中心となり、Fixstars社、さくらインターネットの3社が共同で取り組んだ本プロジェクトでは、高火力コンピューティングによるGPUおよびInfiniBandインターコネクトを活用した分散型ディープラーニングを実現しました。
・参考:https://research.preferred.jp/2017/02/chainermn-benchmark-results/(Preferred research)
将棋AI「Ponanza」(ポナンザ)
山本一成氏および下山晃氏が開発する将棋AI「Ponanza」(ポナンザ)は、高火力コンピューティングを活用した強化学習に成功し、2015年および2016年の世界コンピュータ将棋選手権および電王戦で連勝しました。
三井住友海上保険株式会社
多様化するお客様ニーズに応える商品・サービスを実現するため、同社が保有するビッグデータを有効活用したAI開発の基盤として高火力コンピューティングが採用されました。
・参考:https://www.sakura.ad.jp/press/2017/0329_ms-ad/(プレスリリース)
※ プレスリリースに掲載されている内容は発表時点の情報です。その後、予告せず変更となる場合があります。
さくらインターネット株式会社について
本 社:大阪府大阪市中央区南本町1丁目8番14号
設 立:1999年8月17日(サービス開始:1996年12月23日)
従業員:398名
資本金:22億5,692万円
売上高:120億8,600万円(平成28年3月期)
URL:https://www.sakura.ad.jp/
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