衛星データプラットフォーム「Tellus（テルース）」、運用開始から1カ月でアカウント登録数7,000個突破
〜さらなる衛星データ利用促進のため、よりハイスペックな開発環境を提供開始〜

　インターネットインフラサービスを提供するさくらインターネット株式会社（本社：大阪府大阪市、代表取締役社長：田中 邦裕）が経済産業省より受託運用する、クラウド上で衛星データの分析ができる日本初の衛星データプラットフォーム「Tellus（テルース）」^※1のアカウント登録数が、2019年2月21日の運用開始から1カ月で7,000個を突破し、3月29日時点で7,560個となりました。

　現時点でのTellus利用者は、法人が約30%（このうち約50%は宇宙産業以外の企業）、個人が約70%、年代別では20代・30代が約70%を占め、若年層に多く利用されています。
多くのユーザーにご利用いただき、また衛星データを利用したアプリケーションなどの開発環境へのお申し込みも120件を超えたことから、よりハイスペックな統合開発環境（データ分析ツール「Jupyter Notebook」対応）を新たに提供開始します。

　Tellusは、さくらインターネットが経済産業省の「平成30年度政府衛星データのオープン&フリー化及びデータ利用環境整備事業」^※2を受託し、開発・運用に取り組んでいる衛星データプラットフォームです。衛星データや衛星データを扱うさまざまなツールの提供、アプリケーションなどの開発環境、衛星データ活用のためのトレーニングおよび衛星データコンテストなどの教育コンテンツ、そして衛星データを活用するためのさまざまなドキュメントを提供するオウンドメディアといった機能を有します。また、Tellusには衛星データに加え、気象、人流などの地上データを順次搭載しています。2019年3月25日には、ASNARO1の250シーン、PALSAR-2の1,230シーンを新たなデータとして追加しました。

　さくらインターネットは今後も随時Tellusのアップデートを行い、より魅力的なプラットフォームにすべく尽力いたします。そして、Tellusを通じて衛星データと地上データの産業利用を促進することにより、衛星データによる新たな価値創造による日本の経済力強化へ貢献してまいります。

Tellus詳細

開発環境仕様

Tellusの開発環境は、データ分析ツール「Jupyter Notebook」対応の統合開発環境と、機械学習に適したGPUサーバーを用意しています。このたび既存の統合開発環境（仮想環境）に加え、サーバー1台を専有して利用できる統合開発環境（専有環境）を新たに提供開始します。

・仕様詳細

・ウェブサイト
　開発環境の詳細は以下ウェブサイトをご覧ください。
　https://www.tellusxdp.com/ja/dev

搭載データ

クラウド上でのオープン&フリー化としては世界初となるALOS2、ASNARO-1などといった衛星データやその他の地上データを搭載しています。2019年3月25日には、ASNARO1の250シーン、PALSAR-2の1,230シーンを新たなデータとして追加しました。データは今後も随時追加してまいります。データ一覧は以下ウェブサイトをご覧ください。
https://www.tellusxdp.com/dev/data

料金

無料※3

Tellus ウェブサイト

https://www.tellusxdp.com

Tellusの画面イメージ

・衛星データの可視化ツールの画面イメージ

・統合開発環境（仮想環境）の画面イメージ

※1 名称は、宇宙から得られる地上のデータにより豊かな未来を作り出したいという意を込め、大地の女神「Tellus（テルース）」から取っています。 
※2さくらインターネット、「平成30年度政府衛星データのオープン＆フリー化及びデータ利用環境整備事業」の委託契約を締結（プレスリリース）
https://www.sakura.ad.jp/corporate/information/pressreleases/2018/05/22/90218/
※3 分析のためのクラウドなどのコンピューティングリソースは原則無料となりますが、上限があります。また民間企業が提供する商業衛星データなどを購入し、Tellus上で利用できる機能も今後整備する予定です。

※初出時、本文に誤植がございました。修正してお詫び申し上げます。
※プレスリリースに掲載されている内容は発表時点の情報です。その後、予告せず変更となる場合があります。