2019年4月1日(月)、東京支社にて、さくらインターネットの「2019年度入社式」を開催し、2019年度の新入社員全8名が参加しました。
新入社員に伝えたい3つのこと
入社式では、まず各新入社員から「周りとのコミュニケーションを大事に技術を磨きたい」「お客さまの視点を忘れない」などの抱負を宣言。
次に、弊社代表取締役社長 田中 邦裕より、開会の挨拶を行いました。
田中は「人生100年の時代と言われています。皆さん今は20年とちょっとなので、あと80年は働くということです。働くことはどちらかというとネガティブに言われがちでとても悲しいと思っています。私はどうせ働くなら楽しく働きたいと思うし、働くことを通じて自分が学ぶことが多ければ、それは幸福な人生でしょう」と切り出すと、新入社員に伝えたい3つのこととして「1つ目は『成長する場所に身を置くこと』。業界、会社、チーム、技術、トレンド、何でもいいです。成長している場所というのは自分を絶対に高めてくれます。成長している場所をぜひ探してほしい。2つ目は『自分のやりたいことを常に忘れないこと』。本来であれば自分の強みを生かせばいいのに、こうあるべきという社会の同調の圧力の中で、だんだんと自分を見失ってしまうこともあると思います。そうなると途端に楽しくなくなってしまう。もちろん自分が好きなことだけやればいいということではなく、いかに周りから自分に何を期待されているかということを意識しながらも、自分が生きたいように生きることが重要です。3つ目は『周りの人を大事にすること』。今年の全社方針の1つで『肯定ファースト』ということを挙げています。まず自分を肯定し、他の人にも肯定的な態度をとろうということです。自分を好きではない人が他人を好きになれるわけがありません。世の中の幸福量の絶対量は決まっておらず、皆が幸せになることも不幸になることもできる。この絶対量がない世界で、自分の幸せを高めて、さらに周りの人の幸せも高められるような存在になってほしい」と語りました。
勇気を持って新しい方法の提案を
続いて田中は、「楽しく明るい人生を送るためには、仕事でも人生でも老後のことでもいい、中長期的な戦略をもつことが大事です。その戦略には『意図的な戦略』と『創発的な戦略』の2種類があります。意図的な戦略とは、将来の自分の理想像をベースに人生や将来を設計すること。一方で、常日頃変化する状況に合わせて計画も自分自身も変化させる、創発的な戦略も必要です。人生には偶発的な、創発的な出会いがたくさんあります。その中で自分がやりたいことと、今身の回りで起こっていることを上手く融合して、最高の未来を作り上げてください」と、中長期で目標を立てることの重要性を説きました。
そして最後に「クラウドやスマートフォンなどの技術で、インターネットが常にある世界になりました。これまではインターネットがつながらない場合どうするか、を考えていたけれど、前提が変わったのです。今は飛行機もQRコードで乗れます。現在航空会社で一番採用しているのはパイロットでも整備士でもなくITエンジニアだと言われています。どこの業界でもITが必須となりました。一方で、今の新しい技術を使わずに、インターネットがないという前提のままの古いやり方が世の中にとてもたくさん残っています。ぜひ、皆さんの新鮮な目で、新しいやり方を実践してほしい。ただ世の中を変えるのはすごく難しいものです。変えようとしたときに周りから反発されることもあるでしょう。さくらインターネットでも、今までのやり方でいいと悪気なく先輩社員が、もしかしたら私が言うかもしれない。それでも周りに流されずに、変える勇気を持ってもらいたい。そうすればさくらインターネットは皆さんの力できっと今よりもっともっとよくなっていきます。フォロワーを作ることも重要です。自分一人ではできないことでも、5人、10人、100人と広がっていけば、できることが増えていきます。勇気を持って周りをうまく巻き込みながら新しいやり方を実践していけば、世の中がよく変わっていく。そして皆さんが幸せになり、周りの人たちも幸せになる。そうなれば、人生の残り約80年働き続けることが、苦痛ではなくて楽しいことになるはずです。新しい時代に生きる皆さんと共に働けることを喜ばしく思います」と新入社員に期待を寄せ、挨拶を締めくくりました。
その後、各役員の紹介、記念品として名刺入れの授与などを行い、2019年度入社式は幕を閉じました。
新入社員は、約2カ月間の研修を経て、夏頃に各部門に配属となります。
参考情報
・新卒採用特設サイト(さくらインターネット)
https://www.sakura.ad.jp/recruit/graduates/