自由度の高い物理専有ホスティングサービス「さくらの専用サーバ PHY」を提供開始
〜オンプレミスからの移行に最適で、クラウドサービスとの柔軟な連携が可能〜

　インターネットインフラサービスを提供するさくらインターネット株式会社（本社：大阪府大阪市、代表取締役社長：田中 邦裕）は、1997年6月より、長年にわたり形を変え提供を続けております専用サーバーサービスを「さくらの専用サーバ PHY(ファイ)^※1」としてリニューアルし、2020年7月28日より提供を開始いたします。前身のサービスである「さくらの専用サーバ」に比べ、さらに安全で自由度の高い構成が可能となりました。

複数のネットワーク構成に対応、クラウドなど仮想サーバーとも連携

「さくらの専用サーバ PHY」では、グローバルネットワーク、ローカルネットワークが自由に使え1台のサーバーに複数のネットワークが接続可能となりました。自社でサーバーを管理運用するオンプレミス環境から、ホスティング環境へ移行する際にはシステム構成の変更を必要とする場合が多くボトルネックになることがありましたが、「さくらの専用サーバPHY」ではその手間が軽減されます。

また「ハイブリッド接続」や「ブリッジ接続」と組み合わせることにより「さくらのクラウド」や「さくらのVPS」などの仮想サーバーサービスやハウジングサービスなどとの柔軟な連携が可能なため、物理サーバーを専有できる「さくらの専用サーバ」のメリットを活かしながら単一サービスに依存しない自由な構成が可能です。これにより、各サーバーサービスの特性を引き出した構築を行うことが可能となり、コスト面の最適化も図ることができます。

電源とネットワークスイッチの冗長化により安全な運用へ

「さくらの専用サーバ PHY」では、全モデルのサーバーで電源や電源分配ユニットの冗長化やネットワークスイッチの冗長化が可能となり、電源起因やスイッチ起因による障害の軽減ができるようになりました。コントロールパネルから、サーバーやネットワークの情報表示に加え、障害情報の表示やオプションの表示なども可能になり、基幹業務などの重要な業務を行うシステムをはじめとする高い可用性が必要なサーバーを、より快適・安全に運用いただくことが可能です。

当社は「『やりたいこと』を『できる』に変える」の理念のもと、今後もお客さまのビジネスの発展に貢献できるインターネットインフラサービスの提供を目指してまいります。

「さくらの専用サーバ PHY」について

概要

「さくらの専用サーバ PHY」は、クラウドの使い勝手と物理サーバーの性能をあわせ持つ、物理専有ホスティングサービスです。お申し込みから最速10分で利用できるオンデマンド性と、OSインストールやサーバー再起動をコントロールパネルから簡単に操作できるセルフサービス性を実現、サーバーの台数上限はなくメモリやストレージの追加も可能です。

クラウドなどの仮想サーバーとの連携が可能なので、例えばECサイトの構築であれば、ウェブサーバーを可用性の高いクラウドで構築を行い、大量のデータを取り扱うデータベースサーバーはセキュリティー性が高くサーバー1台を専有することができる「さくらの専用サーバ PHY」で構成することができます。

また月額料金は、通信料金を含めた固定費のみのためランニングコストを抑えることができます。また、当社技術スタッフによる24時間365日のオンサイト保守を行っており、オンプレミス環境に比べ機材メンテナンスの手間を省くことが可能です。

さらに前身のサービスと比較し、コントロールパネルの強化を実施し、コントロールパネルで購入から設定まで、ワンストップでの処理が可能になりました。これにより時間を問わず、よりユーザーのビジネスタイムに沿った運用が可能となります。

基本構成/料金（税込）

提供開始日

2020年7月28日（火）

該当サービスのウェブサイト

https://server.sakura.ad.jp/

 

※１　PHYは、physical（物理）の略称です。

参考情報

「ハイブリッド接続」と「ブリッジ接続」

「ハイブリッド接続」と「ブリッジ接続」は、異なるサービスやゾーン間をレイヤ２ネットワークで接続するサービスです。

ビジネスシーンの変化や成長で拡張性、コストパフォーマンス、冗長性、可用性といったシステム要件は変化します。ハイブリッド接続は物理サーバーや仮想サーバー、それぞれのサービスメリットを活かし、より柔軟性のある高品質なシステム構成を低価格で実現します。

さくらのハイブリッド接続
https://www.sakura.ad.jp/services/hybrid/

ブリッジ接続
https://cloud.sakura.ad.jp/specification/network/#network-content03

ブリッジ接続とハイブリッド接続の違いについて
https://manual.sakura.ad.jp/cloud/support/support/others.html#support-others-12

 

※プレスリリースに掲載されている内容は発表時点の情報です。その後、予告せず変更となる場合があります。
※記載されている会社名、製品名は、当社の商標、もし くは登録商標です。