クラウドコンピューティングサービスを提供するさくらインターネット株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:田中 邦裕)の組織内研究所であるさくらインターネット研究所は、水中調査を自動化するための水上ドローンを試作し、河川・湖沼の高精度地図作成を行う実証実験に成功しました。
国土交通省が発表した「河川空間のオープン化活用事例集」※1によると、快適でにぎわいのある水辺空間の創出の推進により、全国で108か所の事例が誕生しており、今後も新たな水辺の観光資源化が期待されています。また「海の次世代モビリティの利活用に関する実証事業」※2が選定されるなど、水産業の高度化を含む新たな営みも進んでいます。
さくらインターネット研究所では、さまざまなセンサーやデバイスを通じた時空間上の情報収集と解析に取り組んでいます。水中調査もその一環で、前述のさまざまな政策などの一助にもなると考え、本実験の実施に至りました。
試作の水上ドローンは、スマートフォンを通じて制御し、円滑に航行します。また搭載したソナーにより、川底の地形状態や水生生物の活動痕跡を、画像として出力できます。
水上ドローンを用いた河川・湖沼の高精度地図の画像
さくらインターネット研究所は、「いままで見ることができなかった情報や世界の見える化をする」という目標に向け、今後も社会のDXを技術的に支えていくための実証実験と研究開発を推進してまいります。
参考情報
- さくらインターネットとTeamViewerジャパンが、 水中調査のリアルタイム情報共有に向けた実証実験に成功(ニュースリリース)
https://www.sakura.ad.jp/corporate/information/newsreleases/2020/10/15/1968205234/
※1 令和4年8月 河川空間のオープン化活用事例集(国土交通省 水管理・国土保全局)
https://www.mlit.go.jp/river/shinngikai_blog/shigenkentou/pdf/jirei_kasenkukan_2208.pdf
※2 令和4年度 海の次世代モビリティの利活用に関する実証事業(国土交通省)
https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/ocean_policy/sosei_ocean_fr_000015.html
※掲載されている内容は発表時点の情報です。その後、予告せず変更となる場合があります。
※記載されている会社名、製品名は、各社の商標、もしくは登録商標です。
さくらインターネット株式会社について
代表者:代表取締役社長 田中 邦裕
本 社:大阪府大阪市北区梅田 1 丁目 12 番 12 号
創 業:1996年12月23日
設 立:1999年8月17日
URL :https://www.sakura.ad.jp/corporate/
ニュースリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)
さくらインターネット株式会社 広報担当
E-mail:press-ml@sakura.ad.jp