さくらの魅力は、
立場に関わらず意見を言いやすいところ
ネットワークエンジニア
伊東 力CHIKARA ITO
2007年入社 / 中途
派遣社員としてIT系の会社に勤務する。2006年、派遣社員としてさくらインターネットに入社。2007年6月、さくらインターネットの社員となる。
現在の担当業務を教えてください。
ネットワークの運用監視から構築設計までを一貫して行うチームで、リーダーを務めています。主に、東京拠点での物理的な構築や検証、構成変更を見ていますね。チームの業務としては、社内ネットワークやバックボーン、VPSやクラウドなどサービスのネットワークとの接続や、物理的な機材の選定など、業務の幅は広いです。
入社以前の経歴を教えてください。
大学は電気電子システム科で、ITに興味があり、IT系の就職活動イベントに行ったら、さまざまな会社の方から「未経験でも入れる会社はあるよ」と言われて。チャレンジしてみたくなって上京し、派遣社員としてIT系の会社で働きました。1年くらいその会社で働いたあと、さくらインターネットに派遣されました。
さくらインターネットに派遣された当時はどのような業務をしていたのでしょうか?
2006年9月に「代官山データセンター」を開所することになり、スタートメンバーとして入りました。当時は、機材の設置や、LANケーブルの構内配線や、お客様のラックに電源コンセントバーを取り付けるなど、物理的な作業が多かったです。その後、当時の代官山の拠点長から声をかけていただき、社員になりました。
さくらインターネットに入って驚いたことはありますか?
入ったばかりで右も左もわからない頃から、「伊東さんはどう思う?」と聞かれ、自分で考えることを意識させられた点は印象的でした。その当日は、形式ばった対応手順書がないことも多かったのですが、自分なりに考えた流れを組み、不安な点を確認し1つずつ作業をしながら、手順書に起こすようなことが新人ながら多かったと思います。先輩も投げっぱなしではなく、ちゃんとフォローをしてくれ、その結果、みんなで業務に取り組めるような形として成果につなげることができました。1つずつできることが増えていき私の自信にもつながりました。
社員になってからもデータセンター勤務だったのでしょうか?
最初の2年はデータセンター勤務でした。その後は何度か異動したり部署の変遷があったりして、仕事が少しずつ変わっていき、現在に至ります。
さくらインターネットは2020年からリモートになっていますが、伊東さんの働き方は?
基本的にリモートで、出社は月に1回程度です。構築や障害対応があるときに出社しています。
リモートワークにおいて、コミュニケーション面で心がけていることは?
毎日30分程度、Web会議ツールで雑談する時間を設けています。仕事の相談をされることもあれば、「免許を取った」などプライベートの話で盛り上がることもありますね。
新卒の方とは年齢が離れていますが、ジェネレーションギャップを感じることはありますか?
ネットワークエンジニアとして入ってくる人はインターネットの歴史やIT自体が好きな子が多いです。私なんかより全然詳しいので、意外と話が通じてしまうんですよね。とても若い人がなぜか、私が学生だった頃以前のインターネットについて知っていたり。ジェネレーションギャップを感じないことに、逆に違和感があります(笑)。
さくらインターネットで働いてきて、嬉しかったことは?
何度か大きなプロジェクトを任され、達成できたことです。任せてもらえたこと自体も嬉しいですし、メンバーと協力して達成できたことにもやりがいを感じました。
仕事をする上で大変なことは?
多くの意見が集まった結果、話が脇道に逸れたり、収拾がつかなくなったりすることがよくあります。さくらインターネットは新人の方でも積極的に意見を出してくれるから、活気がある一方、意見をまとめるのは大変ですね。そういうときに、議論を軌道修正するファシリテーターの役割は非常に重要だと思います。
伊東さんがファシリテーターの役割を担うこともあるのでしょうか?
ミーティングには司会がいて、私が司会になることもあります。私はかなり意見をバンバン言うほうなんですが、自分が司会のときは、周りの意見をまとめることを意識しています。
さくらインターネットの魅力は?
意見が言いやすいところだと思います。相手が目上だから言いたくても言えないとか、相手の顔色を窺って飲み込むとか、そういったことを気にしたことがほとんどないです。もちろん上下関係がまったくないわけではありませんが、コミュニケーションの気軽さはありますね。また、幅広い経験ができる会社だと思います。自分たちで運用監視から設計構築まで一貫して携わることができる。そこが魅力です。
どんな人がさくらインターネットに向いていると思いますか?
遠慮せず自分の意見を言える人と、誰かが用意するのを待つのではなく自分で行動できる人です。たとえばわからないことがあったとき、自分で何がどうわからないのかをハッキリさせてから先輩に質問するとか、そういうことができる人はどんどん成長しているように思います。
今後の目標は?
お客様の満足度を向上させるために運用の質をあげていくのは当然ですが、従業員にとっても、過度な無理を強い続けるようなことがなく、スムーズに運用できることが大切だと思っています。お客様と従業員、両方の幸せを追求していきたいですね。