先輩にしてもらったように、
今度は後輩を助ける側になりたい
インフラエンジニア
佐藤 健太KENTA SATO
2019年入社 / 中途
大学卒業後、新卒でIT系の会社に入社。データセンターエンジニア、システム開発、カスタマーサポートを経験する。4年半勤務したのち、2019年1月にさくらインターネットに中途入社。サーバーユニット部にて、障害対応と保守・運用業務を担う。
現在の担当業務を教えてください。
サーバーユニット部にて、サービス全般の障害対応の一次窓口と、保守・運用業務を担当しています。私を含めた21名が在籍していて、24時間365日、トラブルに対応できるようにシフトを組んでいます。1~2ヶ月に1回は夜勤もありますね。また、セットアップやメンテナンス作業、業務を効率化するツールの開発なども行っています。
入社以前の経歴を教えてください。
大学は情報系で、コンピューターグラフィックスが専門でした。その関係でサーバーを触るようになり、そこからインフラに興味を持ち始めました。卒業後はデータセンターエンジニアとして就職し、システム開発やカスタマーサポートも経験しました。その会社で4年半勤務したのち、さくらインターネットに転職しました。
さくらインターネットに転職した理由は?
サーバーの運用保守にもっと深く携わりたい、キャリアアップしたいという気持ちがあったからです。当時さまざまなITイベントでさくらインターネットの方とお話する機会があったのですが、皆さん、自分がさくらインターネットの一員であることに誇りを持っているように見えました。また、さくらインターネットに転職した知り合いからも話を聞き、「新しい働き方をしている会社だな」と憧れました。
実際に入ってみてどうでしたか?
自由度が高くて働きやすい環境だと思いました。前の会社ではなにかを導入するとき、上司に決算書を提出したり予算の見積もりを取ったりと、前準備が大変でした。一方さくらインターネットは、OSSの導入や開発環境の構築する際も、「自分がやりやすい環境や仕事が効率化するなら是非」という前向きな意見が多かったです。
さくらインターネットで働いてきて、嬉しかったことは?
自分が開発したツールが活躍すると嬉しいです。メンバーから「このツールのおかげで楽になった」とか「このツールがあったから、一人でも対応することができた」と言われるとやりがいを感じます。
どんなツールを開発したのでしょう?
物理的にサーバーのディスクが壊れたとき、データセンター勤務の方に作業の依頼をするのですが、以前はその依頼をメールやチャットツールを使って行っていました。しかし手間がかかるので、プログラムを作成してディスクの故障を検知し、自動でチャットツールやチケットを起票し、作業を依頼するツールを作成しました。そのおかげで作業時に確認する内容や依頼するための準備が楽になり、作業効率が上がりました。今も大きなツールを4人のメンバーで開発しています。ツールを開発することで縁の下の力持ちとしてさくらインターネットのサービスを支えている自負があります。
リモートだからこそ、コミュニケーションで気をつけていることはありますか?
新人の方の様子を気にかけるようにしています。たとえば障害対応でパニックになっていたとしても、近くにいたら気づけるけど、リモートだとなかなか気づけないんですよ。だからなるべく「大丈夫?」と声をかけるようにしています。私も新卒の頃はよくパニックになっていたので……。
パニックになったときはどう対処していましたか?
先輩に教えてもらったり、対応履歴を見たり、自分から質問したりして学びました。そうして少しずつ成長していき、ある程度は落ち着いて障害対応できるようになったと思います。やっぱり最初はみんな心細いと思うから、先輩にしてもらったように、今度は後輩を助ける側になりたいですね。
仕事をする上で大変なことは?
アラートや特殊な障害が発生した場合、たとえ夜間や土日であっても、そのチームの担当者にエスカレーションしなければいけないのは心理的に大変です。エスカレーションは基本的に電話で行うのですが、今だと自動で電話をかけられるツールがチームのメンバーによって開発されました。みんなで一つひとつ改善していき、仕事をやりやすくしています。
障害対応において大切なことは?
障害が発生するとどうしても視野が狭くなり、周りが見えなくなってしまいます。そんなときは冷静に優先順位を判断するのが大事です。わからなければ、チームのメンバーに助けを求めることも大事。自分一人でなんとかしようとすると、事態を長引かせてしまうことになりかねません。
さくらインターネットの魅力は?
さまざまなバックボーンを持つ方がいて、多様な考え方に触れられるところです。前職が美容師だった方やバーテンダーだった方、ゲーム会社や携帯会社にいた方など、とにかくいろいろな経験を持つ方がいる。多様な方がいるのは面白さでもあり、意見を一つにまとめるとなるとやや大変なところでもあります。だけど、話が通じない人やコミュニケーションができない人はいないので、多様さが原因で断絶が起こることはありません。
どういう人がサーバーユニット部に向いていると思いますか?
コミュニケーションを取れて、わからないことは「わからないです」と素直に言える方ですね。実は、技術力はそこまで求められていないと思います。ITの基礎を知っていれば、業務に必要な知識は入社してから身に着けられるので。
今後の目標は?
今4人で大きいツールを作っているので、まずはそのツールの完成度を高めて、皆さんに使ってもらいたいと思っています。最終的に、どんな障害が起きても全員が安心して対応できるような環境を整えたいですね。