さくらインターネットの第一線で働きながら、
書籍執筆、登壇などマルチに活躍する
プレイングマネージャー
プロダクトマネージャー
谷口 元紀GENKI TANIGUCHI
2016年入社 / 中途
大学卒業後、EC会社のプランナーとして就職。その後、携帯キャリア子会社やIT事業会社でWebディレクター、さらに、制作会社でWebディレクター以外にもカタログ、冊子などのクリエイティブディレクターも経験。2016年5月にさくらインターネットに中途入社し、さくらのレンタルサーバなど主要サービスのサービス企画メンバーとして勤務。現在はインターネットサービス部の部長を務める。
現在の担当業務を教えてください。
インターネットサービス部の部長をしています。さくらのレンタルサーバ、ドメイン、SSL、CDNといったサービスの開発、運用を担う部署で、新機能の企画立案をしたり、要件定義を含めた機能開発のディレクションをしたりと、いわゆるプロダクトマネジメント職のイメージですね。開発プロジェクトが進むと、進捗管理や他部署との調整なども行います。それに加えて、現在は部門の売上管理やマネジメントなども担当しています。また、さくらのSSLというサービスのWebサイトではコラムを執筆していますし、ホームページ制作全般に関する本を出版したりといったライティングの仕事もしています。
どういったコラムでしょうか?
「さくらのSSL」という証明書の販売サービスがあるのですが、そのサイトで、SSL証明書にまつわるコラムを書いています。記事を見た技術評論社の方からお声がけをいただき、雑誌に寄稿したり、2022年には著書『Webサイト管理のきほん 業務と技術の知識が身につく』を出版させてもらいました。ホームページ制作、デザインなどのWeb制作業に携わる方に向けてできるだけわかりやすく、レンタルサーバー関連技術を説明する本です。私自身がエンジニアではないので、エンジニアでなくとも難しい技術を理解できるようにかみ砕いて説明するのが得意です。
入社以前の経歴を教えてください。
学生時代は臨床心理学を専攻していました。インターネットに興味があったのですが、大学生だった1998年~2002年はコンピューターサイエンスを勉強する学部がまだまだ少なく、当時はもっと興味のあった心理学系の学部に進学したんです。結局卒業後は、友人の紹介でIT系の会社にアルバイトとして入社し、そのまま就職しました。それから12年間で4社を経験し、さくらインターネットは5社目です。
転職先にさくらインターネットを選んだ理由は?
制作会社で働いていたのですが、やはり事業会社でより社会にインパクトを与えられる仕事がしたくて転職を考えました。大阪に住んでいたのですが、大阪はまだまだIT系の事業会社が少なく、そのうちのひとつがさくらインターネットだったというわけです。もともと制作会社でさくらのレンタルサーバを使っていましたし、個人でもVPSを借りていたので、さくらインターネットには馴染みがありました。そんな中、たまたま大阪でサービス企画職を募集していることを知って応募しました。
入社してみて、驚いたことはありますか?
さくらインターネットのエンジニアの方は皆さん人当たりが良くて、「こんなに優しいエンジニアばかりの会社があったのか!」と驚きました。しかも皆さん技術力も高く、仕事をしていてとても楽しいです。また、エンジニア以外の方もホスピタリティ溢れる方が多くて全体的にいい人が多い印象でした。
業務にはすぐに慣れることができましたか?
私のサービス企画というポジションは当時の事業部としては初めての採用枠で、今まで足りていなかった部分を埋める業務が多かったので、自由度が高くてやりやすかったです。そのため業務が多く多忙なこともあり、継続的に人を増やしています。
さくらインターネットで働いてきて、嬉しかったことは?
自分が担当したサービスを使ってくれているお客様の多さを実感すると、「仕事していてよかったな」と思います。たとえば飲み会のお店を探したり、美容室を探したりしているとき、そのお店のサイトが自分の会社のサービスを使っていたらわかるようにしているのですが、「使ってくれている!」と気づくと嬉しいですね。
お仕事のやりがいは?
一番大きなモチベーションになるのは約50万件、売上総額50億円規模のビジネスに携わっていることにやりがいを感じます。私はイベントや講演会での登壇活動もしているので、実際にさくらインターネットのサービスを使っているお客様とお話しする機会が多いのですが、イベントに出店してブースを出したとき、会場に来たお客様から「さくらのレンタルサーバ、使いやすくて満足です」などと言われると非常に嬉しいですね。
仕事をする上で大変なことは?
予算サービスの規模が大きいことにプレッシャーを感じます。会社全体の売上の中でも大きな割合を占める部門のため、目標値も高く設定されています。こうした部分では予算達成に向けて追加施策を検討したり、ブーストする施策を検討する必要が出てきたりとエキサイティングな状況に直面したりもします。ただ、こういった面も含めて、仕事には非常にやりがいを感じています。
さくらインターネットの魅力は?
やっぱり「人」の部分だと思います。技術力もあるしメンバーの人間性も高いし、「肯定ファースト」の文化が根付いている。たとえ誰かが失敗しても、その人を責めるのではなく、みんなでフォローしていく雰囲気があります。単純にやさしいだけではなく、技術力やビジネス力に裏打ちされた総合的な「人」の魅力というのが大きいと思っています。
谷口さんは採用面接にも参加していますが、志望者の方のどういう点を重視していますか?
各専門職のベースとなるスキルや経験はもちろんですが、ビジョンを明確に持っているかどうかを重視しています。「社会に〜といったインパクトを与えたい」「さくらインターネットのビジネスを通して〜な世の中にしたい」といった部分ですね。また、エンジニア職ではなくても、技術が好きな方のほうが向いていると思います。インターネットの技術に興味があって、日々いろいろ勉強したり調べたりする方や、リモートワークへの適性も見ています。
今後の目標は?
「インターネットで自己表現したい人」がもっと増えて、もっと活躍できる社会にしていきたいです。新しいSNSやWebサービスがどんどん登場して、インターネットにおける自己表現の選択肢が増えている現代ですが、レンタルサーバーを使ったホームページ公開の文化はもちろん、さらに別の形ででもそういった方々にとって、価値のあるサービスを提供しつづけたいですね。